組織について|会長挨拶

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ごあいさつ

会長写真
山口県公立高等学校
PTA連合会
会長 板谷 正

 秋冷の候、会員の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。平素より山口県公立高等学校PTA連合会の活動にご理解、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。昨年度に引き続き、本会の会長を務めさせていただきます板谷です。本年度もよろしくお願い申し上げます。

 早いもので、私自身、本会の役員に就任して8年目の秋を迎えました。本会の長い歴史から見れば、たったの8年間ではありますが、振り返ってみれば多くの出来事がありました。

 就任当初は、2008年秋に起こったリーマンショックの影響で世界的金融危機から、日本でも雇用不安が深刻化していた時期で、子ども達の就職も大変苦労していたことを思い出します。

 教育の現場におきましても、「少子高齢化」、「生産年齢人口の減少」、「グローバル化」など、子ども達を取り巻く環境は加速度的に変化をし、不安定で先を見通すことができない社会を、「力づよく」生き抜いていける人材教育が急務であるとの考えが出始めた時期で、その後の平成28年には中央教育審議会により次期教育指導要領の変更に対する答申が出され、平成29年3月には新教育指導要領が発表されております。

 また昨今、社会が子ども達に求める能力も多様化しており、人材教育最後の学びの場となる大学の入試制度も2020年度からは大きく変更が予定され、教育現場はもとより、高校生の進路選択にとってもかなりの影響が予測されます。

 子ども達が出て行く社会の産業界を見ましても、例えば、ほんの数年前に初めて耳にした3Dプリンターという新技術ですが、たった数年で製造業界におきましては当たり前の、無くてはならない技術へと成長しております。また、AIいわゆる人工知能の登場は、これまでの教育では対応しきれない領域へと進んできております。

 このように変化し続ける社会を、力づよく生き抜いていける人材を社会に送り出して行くためには、子ども達自身が、自らの幸せな人生を設計し、成長していくことが重要であり、これまで受けてきた偏差値至上主義的な詰め込み型教育ではなく、複雑な課題に対し、新たな価値観を創造できる力をつけさせる教育が必要であると考えます。

 教育環境の変化に、私たちPTAも対応し何ができるのかを改めて検証し実行していくため、「育て、生きるチカラ!PTAは子ども達の応援団 〜今、変革の時。さらに一歩踏み出そう〜」をテーマに、本年7月14日に、第59回中国・四国地区高等学校PTA連合会大会 山口大会を開催いたしました。

 数年前から県内全体で構成する実行委員会を立ち上げ、準備をしてきましたことにより、大会を無事開催することができ、多方面より過分なるご評価をいただいたおります。これもひとえに会員皆様の多大なるご理解・ご協力の賜物でありますことに、改めて心より感謝申し上げます。

 中・四国大会でもご紹介させていただきましたが、山口県が舞台となった明治維新も、来年150周年を迎えます。その立役者の一人であった高杉晋作は、力づよく生きた27年という短い人生の最後にこんな句を読んでおります、「おもしろき ことも無き世に おもしろく」。この句には、晋作が亡くなった後、晋作の志を理解し支えてきた女流詩人野村望東により下の句「すみなすものは 心なりけり」が付け加えられております。晋作の社会に対する思いと、その晋作を支えてきた者とにより完成されたこの句は「自分の気持ちや、考え方次第で、人生は面白くも、つまらなくもなる」と意味し、命をかけて取り組んだ明治維新に、また維新が成し遂げられた後の世に対し語っているのではと思います。

 この句の持つ意味は、現代社会に置き換えても全く同じではないでしょうか。

 変わりゆく社会の中で、確実に生きていくためには、自信がしっかりとした考えを持ち、主体的に行動することが何より重要であること。また強い思いを実現させるには、本人の考えははもとより、それを支える者との思いが一致してこそ「志がカタチ」となるのではないでしょうか。

 保護者であり、教師である私たちPTAは、子供たちの持つ「志」を理解し、支えていく重要な役割があると信じております。

 私自身、山口県公立高等学校PTA連合会の役員としましては本年が最後の年となりますが、これまで脈々と続いてきた本会の活動の流れを止めぬよう、教育行政にとっても維新の年となる2020年、しっかりと時代を見据えた活動を継続していけるよう本年も全力で職務を努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

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