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中部地区

主幹校 防府西高校
発表者 小野田工業高校PTA会長
河口 隆司 氏 

小野田工業高等学校のPTA活動の報告、及びPTA総会出席率・参加者増 加の取り組みについて

学校の沿革・学校紹介

  • 創立87年目の伝統ある工業高校である。
  • 山陽小野田市、宇部市、下関市、美祢市、山口市から通学してくる生徒365名がものづくり、工業技術の将来のスペシャリストを目指して勉強している。
  • 小野田工業高校の特徴は特色ある学科と生徒の興味/関心のあるコースを選択でき、技能士・デジタル設備工事担当者・危険物取扱者等の資格取得に積極的に取り組んでいる
  • 今年の学校のチャレンジ目標として、ジュニアマイスター顕彰得点2,000点、1年間皆勤全校生徒の50%以上を掲げている。

具体的な活動として

  • 本年度のPTA総会の出席率は62%であった。この数字が高い数字か低い数字かは、それは本校なりに努力した結果が62%であるということである。これまで本校のPTAは大きな問題もなく順調に活動してきた。保護者と学校は対決姿勢を決してとらずに、お互いケアし、協力し合える関係を作ってくることができた。本校PTAでは多くの保護者が参加するPTAの総会、地区懇談会、さらに保護者と学校のコミュニケーションを大切にすることを目標に活動をしてきた。これは今から7年前の総会の写真である。当時、全日制・定時制を合わせて1学年4クラスという体制が確立され、今もその体制である。その年のPTA総会の出席者は、360人の生徒に対して76人の出席で、その出席率は22%と非常に低かった。理由としては、保護者の無関心、学校のPR不足等、原因は色々考えられるが、そういった実態であった。それでも当時のPTAは、それまで行われてきた従来からの活動を一つ一つ地道に行ってきた。それは保護者と学校のコミュニケーションを大切にし、子どもたちへの教育がより良いものになるようにと考えていたからだ。
  • それではここで本校のPTA活動を紹介する。まず、5月のPTA総会では、出席率を増やす目的で、参観日・学級懇談などの行事をからめている。また、学校の現況の報告、進路説明会等を行っている。
  • 6月には、PTAの企業見学会として近隣の就職先企業に見学に行っている。昨年は九州のトヨタ自動車を見学した。今年度も九州の方向に見学に行く予定にしている。
  • 7月には、4つの通学区で地区懇談会を毎年開催をしている。懇談会の中で特にフリートークという部分は、進路指導、教務、生徒指導の先生方が参加しており、参加する保護者にとって非常に好評で気軽に話し合いができる場であると思っている。お互いに初対面であるので名札をつけ、気軽に名前を呼びながら、話し合いをしている。フリートークなので、場所は色々入れ替わり立ち替わりしながら、約1時間があっという間に過ぎる。そういった形の懇談会を行っている。みなさんざっくばらんに話を交わしている。
  • 秋には文化祭(小工際)があり、バザーを運営している。焼き鳥、カレーライスなど子どもたちの胃袋を満たすお手伝いができればということで毎年開催している。文化祭のPTAバザーは十数年前から始まって、今ではなくてはならないものになっている。また文化講演会では、外部の方をお招きして行っている。PTAバザーの収益金の範囲で様々な文化的講演を行っている。
  • このような活動の結果、当初22%の総会出席率が徐々に上がっていった。しかし再び減少する傾向が出てきて、昨年は33%に下がった。そのため、今年は新たな取り組みを始め、その結果が62%という出席率になった。新たな取り組みというのは総会の時どうしても都合がつかない方が当然いる。そこで今年に限って2回の追加総会を開催した。しかし、準備不足や保護者の皆さんへの通知不足など、まだまだ足りない部分もあろうかと思う。そういった反省を踏まえ、出席率をさらに増やしていこうと思っている。
  • 私たちはこのような活動を行うことで、保護者と学校のコミュニケーション作りをしてきた。来年以降も本年度の反省を踏まえ、さらに多くの保護者が子どもたちの教育に関心を持ちPTA活動に参加していただけるように土壌作りをしていきたい。本校は卒業後、多くの生徒が社会人となる。そのための応援団というスタンスで今後とも学校を盛り上げていければと、その力の1つなれればということでPTA活動を進めていきたいと思っている。

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